埼玉県の農産物

埼玉県の農産物

暮らしのとなりが産地です。

 大消費地に隣接するJAグループさいたまは、「暮らしのとなりが産地です。」をキャッチフレーズに、安全・安心で新鮮な農産物の生産を心掛けています。

実は埼玉県は、とっても農業が盛んなんです!

 埼玉県は米や麦、多彩、果物、畜産物から花・植木まで、バラエティに富む農産物が県内各地で作られています。

 特に野菜や花の生産では全国有数の県です。

花の産地が県内のあちこちに

花の産地が県内のあちこちに

 埼玉の花きの産出額は全国第5位、植木は第5位。花き・植木の合計では全国第4位(2012年)になります。花き類の中で、シクラメン・プリムラなどの鉢ものやパンジーなどの苗ものは鴻巣市が中心的な産地。切り花ではユリやチューリップが深谷市、花桃などの枝ものが川口市や秩父地域から出荷されます。また、植木は“安行の植木”で知られる川口市をはじめ県北部にも産地があります。

梨を筆頭に、みずみずしい果物が育つ

梨を筆頭に、みずみずしい果物が育つ

 主なフルーツゾーンは、秩父地域やJR八高線沿いの中山間地域、南埼玉地域の台地など。梨(日本梨)、栗、ブドウ、梅、柿、ユズ、プラム、ミカン、イチゴ、ブルーベリーなど、多様な品目が栽培されていること、観光農園が発達していることが埼玉果樹の特徴です。

おいしさ自慢の畜産品

おいしさ自慢の畜産品

 飼育管理を徹底した特色ある畜産が、県北部を中心に営まれています。黒毛和牛の武州和牛は肉のキメ細やかさと風味の良さが特徴。「彩さい牛」(さいさいぎゅう)は色鮮やかで甘味、旨味が特徴の牛肉です。

 養豚分野では、イギリス系純粋バークシャー種の「彩の国黒豚」。豚肉の中では最高級です。

 肉用鶏「彩の国タマシャモ」は赤身の肉で、ブロイラーとは違った旨味と歯ごたえがあります。

 鶏卵の「彩のたまご」は「おいしさと安全・安心」がモットーです。

入間地域に味の狭山茶

入間地域に味の狭山茶

 「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と茶作り歌に歌われる狭山茶。入間市をはじめ所沢市、狭山市など入間地域が茶どころです。秩父地域でも栽培されています。

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埼玉ふるさと野菜

 埼玉県には、地域に根付いたさまざまな農産物が生産されています。ここでは、これらの「埼玉ふるさと野菜」を紹介します。

うど

地下の室(むろ)で育てる軟化うど。この栽培方法は江戸中期ごろからといわれています。日高市や所沢市、入間市が主な産地で3~4月が出荷のピークです。

うど
くわい

祝いの膳で知られるくわいです。江戸時代から栽培され、越谷市や草加市、さいたま市などが産地です。正月を控えた12月に堀り取ります。

くわい
山東な(べかな)

明治初年に日本に渡来した山東菜(さんとうさい)から選抜育成されました。ハクサイの仲間ですが、結球せず、大きさは小松菜程度です。「べかな」とも呼ばれ、さいたま市岩槻区などで周年栽培されています。

山東な(べかな)
はまぼうふう・木の芽(さんしょう)

ともに「つま」として日本料理を彩ります。さいたま市、川口市に広がる見沼たんぼと周辺台地で周年栽培されています。

はまぼうふう・木の芽(さんしょう)
はまぼうふう・木の芽(さんしょう)
しゃくし菜(雪白体菜)

明治初期に中国から伝わり、秩父の風土に根づいた漬物用葉もの野菜です。11月初め~12月に収穫されます。

しゃくし菜(雪白体菜)
行田在来(えだまめ、大豆)

行田地域で栽培されてきた大豆の在来種です。晩生(おくて)の青大豆です。豆腐や厚揚げ、アイスクリームなどにも加工されています。収穫の時期は9月下旬~10月中旬頃です。

行田在来(えだまめ、大豆)
埼玉青なす

淡い緑色で巾着形をしたなすです。花は白色。比企地域や上尾市周辺や深谷市の中山道沿いで栽培されています。煮物やみそ汁の具として、夏場の家庭料理に旨みを発揮しています。

埼玉青なす
のらぼう菜

江戸時代から、ときがわ町など比企地域で栽培されてきた春野菜です。菜の花の一種です。

のらぼう菜

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